恋は雨上がりのように(全10巻) あらすじ&感想
こんにちは、波黎ひろみです。
今回は「恋は雨上がりのように」をレビューします。
珍しく少女漫画寄りの恋愛漫画を読んだ気でいましたが実は青年漫画でした。
そっか、青年漫画…。私が好きなはずだ。色々腑に落ちました。
映画化もされた作品ですね。

最近読了したので、忘れないうちに感想を書いておきます!
【あらすじ】
高校2年生の橘あきら。
表情の乏しい彼女が熱い視線を送るのは、バイト先であるファミレスの、45歳の冴えない店長。
お客さんにペコペコ頭下げて、頭には10円ハゲがあって…
そんな普通のおじさんとクールな女子高生の、小さな恋物語。
【感想】
ヒロインの恋する相手が、本当~~に普通の40代のおじさんで、その部分に惹かれて読み始めました。
なかなかここまで普通のおじさんが相手ってないですよね?(と思うけど恋愛漫画をあまり読んでないので分からない)
普通のおじさんですが、おじさんなりの魅力が描かれていて、あきらが惹かれるのも分かります。
しかし普通であればあるほど、女子高校生との恋愛は至難の技ですね。
一体どうなるんだ?と思いながら読んでいましたが…
主人公のあきらのキャラクターが、感情をあまり出さないけど強く想いを秘めてるようなキャラで、そのあきらに振り回される店長を見るのが微笑ましいような切ないような感じでした。
振り回される姿はコミカルですが、深層的には女子高生は駄目だと分かってるわけなので、どちらの立場で考えても微妙に切ない。
なんというか…リアリティがありましたね。
恋愛一辺倒ではなく、あきらと店長、それぞれの夢を追う姿を描いた成長物語でもありました。
サブストーリーも面白いものが多かったですが、総じて切ない雰囲気が漂っていた気がします。
最後は、個人的に納得いったようないってないような…?
もう少しきちんと言葉が欲しかった気もしますが、あまりはっきり説明するのも無粋なのでしょうか。
でも、綺麗な終わり方だったんじゃないかと思います。
題名通り、雨上がりのような感覚の読後感でした。
気になる方はどうぞ結末をお確かめ下さい…!
読んで頂きありがとうございました!