荒ぶる季節の乙女どもよ。(全8巻) あらすじ&感想

こんにちは、波黎ひろみです。

今回はアニメ化やドラマ化を果たした人気作、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」です。
こちらは別マガの作品ですね。

荒ぶる季節の乙女どもよ。

作者:岡田麿里/絵本奈央
出版社:講談社
出版年月:2017.4〜2019.10


原作は「心が叫びたがってるんだ。」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で有名な岡田麿里さんです。
作画の絵本奈央さんも、前作の「それでも僕は君が好き」で好きになった方でした。

このお二人が揃ったということで、作者買いした珍しい作品です。



【あらすじ】
小野寺和紗は文芸部員。
文芸部では純文学を朗読し、みんなで感想を言い合うという活動をしていた。
純文学の大人な世界観に戸惑いつつも、和紗は気の合う友達と一緒に楽しく高校生活を送っていた。
最近和紗が気になっているのは、幼なじみの泉。
高校生になった泉は、最近女子に人気の男の子になっていた。
男っぽくなってきた泉に対して、うまく振る舞うことの出来ない和紗。
そんな中、「死ぬまでにしたいこと」というテーマで、文芸部に波乱が巻き起こる!

【感想】
あらすじの通り、性に振り回されるピュアな女子高生たちのお話です。
エロはなかなか直球ですが、主人公達がピュアピュアなのと作画効果もあって、いやらしさはあまり感じません。
感じませんが、直球なもので、結構衝撃は受けます。
泉のシーンは私も背筋が凍りました…(笑)

原作の岡田さんはギャグ漫画のつもりで書いているらしく、その通りに基本的にはコミカルです。
ですが、主人公達が本当に真剣なんですよね。
性をそのまま受け入れられない葛藤というか、そのあたりを上手に描いてあります。
なので主観としてはシリアスなんですが、端から見るとそういうのって、ちょっとおかしいじゃないですか。結構笑えます。
なんか、ちょっと自分の高校時代を彷彿とさせるものがあります…
きっと身に覚えのある方、たくさんおられるんじゃないでしょうか?

文芸部のメンバー5人のそれぞれの恋愛模様が描いてあり、それぞれの空回りっぷりが楽しいです。
甘酸っぱいものもあれば、危険な香りのするもの、あーあるある!と共感するもの、色んな恋模様が同時進行していって、どんどんのめり込みます。
個人的には和紗の恋の行く末にハラハラしました。

最後はとても綺麗にまとまっていて、爽やかな読後感です。

果たして5人の恋愛はうまくいくのでしょうか?
巻数も8巻(+番外編1巻)と手頃で読みやすく、オススメです!


読んでいただきありがとうございました!

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