ばらかもん(全18巻) あらすじ&感想
こんにちは、波黎ひろみです。
今回は最近読了した「ばらかもん」をレビューしようと思います。
これは、何になるんだろう…ハートフルコメディー?かな?
作者のヨシノサツキさんが長崎の五島列島出身で、そこを舞台にした漫画になっています。

スピンオフが出たりアニメ化したり、人気作となっています!
【あらすじ】
「型にはまっている」と言われる自分の書に悩んでいる、書道家・半田清舟。同じく書道家の父に促され、東京から長崎の離島に引っ越してきた。
1人でゆっくり書道と向き合うつもりが、家に紛れ込んだ琴石なるとの出会いから、島の人達のペースにどんどん巻き込まれていく。
人間の成長と島の温かさを描いたハートフルコメディー。
【感想】
ギャグがとにかく面白く、最後まで楽しく読めました。
日常に起こる、クスリとする話を、極限まで笑いに振り切った感じでしょうか。
舞台が田舎で、田舎あるあるが多数出てくるので、田舎に住んでいる人の方が楽しめるかもしれません。
田舎ならではの距離のなさとか、東京の人にとってはもうギャグでしかないのかもしれない。
しかし、ひたすらコミカルかというとそうでもなく、基本的には主人公の半田清舟と琴石なる、そしてその周りの人々の成長物語になると思います。
嫌な人間というものが出てこず、ハートフルな感じが強いです。
日頃考えさせられる系の漫画を好んで読む人間としては、一種の清涼剤のような感じで、ほっこり読んでいました。
どうしても続きが気になる!というよりは、合間に一服入れたい漫画ですね。
清舟のキャラがとてもいいです。
頼りなかったり調子が良かったり愛想が悪かったりするんですが、なぜか憎めなくて見守りたくなります。
そんな清舟を受け入れてくれる周りの人達の度量ゆえかもしれません。
なるやひな、美和達など、島の人達との掛け合いが本当に面白い。
なんだか学生時代のわちゃわちゃを思い出したりもします。
あと個人的にヒロシの隠れイケメンぶりにときめきます。
ほのぼのして笑える漫画をお探しの方、いかがでしょうか?
読んでいただきありがとうございました!