ハチミツとクローバー(全10巻) あらすじ&感想
こんにちは、波黎ひろみです。
何故かびっくりするぐらい普段少女漫画を読まないのですが、そんな数少ない少女漫画の中で好きだったものをレビューしようと思います。
今回は「ハチミツとクローバー」です。
【あらすじ】
浜美に合格し、東京へと出てきた竹本雄太。
大学の先輩である、クールな真山と、破天荒な森田などに囲まれ、おんぼろアパートで騒がしくも楽しい大学生活を送っていた。
ある日、大学の教授である花本のもとに、花本の姪のはぐみが現れる。
竹本ははぐみを一目見て恋に落ちるが、同じタイミングで森田もはぐみに恋をしてしまうのだった。
【感想】
作者の羽海野チカさんですが、この方の描かれる漫画はほのぼのしているんですが、切なくて、ギャグがぶっ飛んでいます。
ギャグ…ぶっ飛んでいます。
1話を読むだけで独特のノリに結構びっくりすると思いますが、ギャグ濃度が高いので切ない話もあまり深刻な雰囲気がなく読むことができます。
こちらの作品の舞台は美大で、そこでの生活をわちゃわちゃした雰囲気で描いてあり、そこも見所の1つですね。
ストーリーはメインキャラクター5人の恋愛模様を描いたものになりますが、それぞれのキャラクターがクセがあって人間味があり、好感が持てます。
基本皆が皆片思いなので、切ないのですが、上記の通りノリが明るいので楽しく読めます。
誰かの恋が成就すると、誰かの恋が敗れるわけなので、一体どうなるのか?予測がつきません。
中でもメインははぐ、竹本、森田の三角関係になるのですが、ラストはとても意外な感じで終わりました。
個人的には、このラストが凄く好きで、心に残っていたため今回レビューしました。
もしかしたら人によっては不満な結末かもしれませんが、青春の甘酸っぱさみたいなものが凝縮されたお話だったなぁと思います。
楽しくて、ちょっと切ない恋愛物語が読みたい方、オススメです。
ちなみにこちらの作者さんは、現在「3月のライオン」という漫画を連載されていて、こちらも面白いのでオススメです!
読んでいただきありがとうございました!