ヒメゴト〜十九歳の制服〜(全8巻) あらすじ&感想
こんにちは、波黎ひろみです。
今回は「ヒメゴト」を紹介します。
こちらはモバMANに連載されていた作品で、かなり過激な部類になると思います。
苦手な方はご注意を。

過激ですが、複雑な人間関係が巧妙に描かれた非常に秀逸な作品だと思います。
【あらすじ】
由樹は、美人だが男勝りな性格で、「男装の麗人」と噂されるような大学生。
しかし本心では女らしくありたいと感じており、自身の二面性に悩んでいた。
同級生の未果子は、大学では化粧気もなく黒髪で、世間知らずの箱入りのお嬢様を演じているが、夜になると自らを15歳と偽り、男に体を売っていた。
また、同じく同級生の佳人は、誰もが振り向くようなイケメンだが、女装癖があり、憧れの女性である未果子の服装を真似る事に快感を感じていた。
19歳という、子供でも大人でもない年齢を舞台に、3人の関係は複雑に絡まっていく。
【感想】
この作品、凄いハマりました。
3人の関係が一体どうなるのか?
あらすじを読んだだけでも、先が全く読めないのが分かると思います。
3人のメインキャラクター、それぞれの生き方や葛藤を描いた作品になるのですが、3人が3人とも二面性があるため複雑な人間模様が展開していきます。
知られてはならない「秘め事」を抱えたうえで、人間関係は変わっていき、物語は進行していきます。
結構どんどん関係性が変わるので、この先一体どうなるのか?読み出したら止まりません。
複雑ですが、分かりにくいという事はなく、「ここでそんな行動して大丈夫?」とハラハラします。
結構ずっとハラハラします。
複雑に絡まりまくった人間関係も、最終的には1つの終着点に辿り着きます。
最後は結構衝撃です。私はもうなんか、未果子に痺れました。
ちなみにこれを書いてる時に気付いたのですが、こちらの作者さんは現在ヤングジャンプで「少年のアビス」を連載されており、評価が凄く良いですね。買わねば。
サンデーで連載された「初恋ゾンビ」までは知ってて、こちらも良かったですが、サンデーの特性的にあまり峰浪さんの本領は発揮できなかったかな?と思うので、青年誌は嬉しいですね。
性が絡んだ作品なので過激で、おそらく知名度もそれほどない作品ですが、知らずにいるにはもったいない作品だと思います。 オススメです!
読んでいただきありがとうございました!