レベルE(全3巻) あらすじ&感想

こんにちは、波黎ひろみです。

今回は知る人ぞ知る名作、レベルEを紹介します。

レベルE

作者:冨樫義博
出版社:集英社
出版年月:1996.3〜1997.5

幽☆遊☆白書やHUNTER×HUNTERで有名な冨樫義博さんの作品ですね。
リアル寄りな作画と少しダークめな雰囲気で、他作品に比べて大人向けな印象です。

結構古い作品ですが、この作品が一番好きと言う方も多く、なかなかコアなファンが多いイメージです。


【あらすじ】
高校生になり、念願の一人暮らしを始める事になった筒井雪隆。
アパートに入ると、誰もいないはずの部屋には1人の男が佇んでいた。
その男の話によると、男は宇宙人で、宇宙船が墜落した際に記憶を失ってしまったと言うのだが…?

【感想】
表紙だけ見るとなんだかシリアスな雰囲気を醸し出していますが、実はとてもコミカルな作品です。
キャラクターの軽妙な掛け合いが魅力ですね。
更に作り込まれた設定、テンポ良く早い展開、想像の斜め上をいく結末で、読む人を虜にします。
ちなみに文字量は私が知ってる漫画の中でもトップクラスに多いです!

物語は数話完結のオムニバス形式で構成されており、コンパクトにまとまっていて読みやすいです。
コンパクトですが、上記のように情報量が多く読めない展開で、内容が非常に濃い印象です。
ミスリードもうまいですね。

そしてなんといっても、王子のキャラクターがいいです!
このキャラクターのせいでコミカルに振り切りそうなところですが、リアル寄り、というかホラー寄り?な作画のおかげで、独特の空気感を持つ漫画に仕上がっています。

基本的には破天荒な王子と、それに振り回される周りの人達という構図で物語が展開していきます。
ジャンルは何になるんだろう…一応ファンタジーでしょうか?
ギャグでもいいくらいのノリではありますが、すごく良く作り込まれた展開や頭脳戦に感嘆します。

相手の裏をかいていく心理戦も去ることながら、雑学的な話も多く、面白いですよ。
この内容量で全3巻というコンパクトさに驚きです。
頭脳戦系が好きな方で、この作品を知らない方は是非一度読んでみてください!


読んでいただきありがとうございました!

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