銀の匙 Silver Spoon(全15巻) あらすじ&感想
こんにちは、波黎ひろみです。
今回は銀の匙を紹介します。
作者は鋼の錬金術師で有名な荒川弘さんです。
ハガレンがバリバリファンタジーだったのに対し、こちらはバリバリ現実世界です。
農業高校の話ですね。

ブルーピリオドに続き、学校擬似体験漫画その②になります。
【あらすじ】
進学校である中学校から、何故か農業高校に入学した八軒勇吾。
そこではそれまでに体験したことのない、牛や鶏との生活が待っていた。
勉強で一番を取ろうと意気込む八軒だったが、価値観のまるで違う世界に翻弄されていく。
農業の魅力を描いた、ハートフル農業コメディー!
【感想】
全体的にコミカルなノリの漫画です。
こういう、高校生活を題材にした漫画はほぼ現実をそのまま描いていると思うので、多分あまり脚色なく農業高校とはこういう生活なんだと思います。
普通高校とは生活スタイルがまるで違うのでびっくりします。
基本的には、高校生活を通した主人公の成長物語になりますね。
酪農のお話なので動物達との生活になります。
この、動物との生活が、過酷ですが楽しそうなんですよね。
自分で家畜を育て上げ、そして商品として出荷するのですが、その過程での複雑な感情や、育て上げた時の達成感など、なかなか他の学校では味わえないような体験ができます。
実際、漫画効果で農高への進学率が相当上がったようなので凄いです。
物語が進むと八軒も成長し、自分で商品を開発したり会社を立ち上げたり、酪農業で生きていくための様々な知識を得ることになります。
1から自分で生み出すというのが一次産業の醍醐味だなーと思いますね。
とにかくワクワクします。
しかし成功があれば挫折もあり、そのあたりも描いてあるので色々考えさせられます。
作者の荒川さんが実際に北海道の農業高校出身で、実家も酪農家のようなので実体験に即していると思われます。
現代都市ではなかなか関われない農業に興味を持つきっかけとして、読まれてみてはいかがでしょうか?
読んでいただきありがとうございました!