昴(全11巻)&MOON(全9巻) あらすじ&感想

こんにちは、波黎ひろみです。
ちょっと閑話休題で漫画の感想に戻ります。

今回は「め組の大吾」などで有名な曽田正人さんの作品、「昴」と「MOON」を紹介します。



作者:曽田正人
出版社:小学館
出版年月:2000.8〜2003.2

MOON: 昴ソリチュードスタンディング

作者:曽田正人
出版社:小学館
出版年月:2008.3〜2011.12

こちらはバレエ漫画になるのですが、曽田さんの持ち味とも言える熱さが遺憾なく発揮された作品だと思います。



【あらすじ】
小学3年生の宮本昴と和馬は、双子の姉弟だった。
ある日、クラスメートの真奈にせがまれた昴は、和馬の入院する病院へと真奈達を案内する。
そこには、以前とは変わり果てた和馬の姿があった。
脳腫瘍により記憶障害の起こった和馬は、ほぼ寝たきりの状態になっていたのだ。
昴は和馬の記憶を呼び起こすため、全身を使って毎日和馬に語りかけていたのだが…

【感想】
昴の感情がとにかく熱い。
曽田さんの描かれるキャラクターはわりと例外なく熱い気もしますが、その中でもダントツで熱い気がします。
昴の性格がかなり激情型なせいもありますが、言葉通り生きるか死ぬかの狭間で昴はバレエをしています。
なので、昴に感情移入してしまうとなんだか情緒が凄いことになります。
現実にいたらあんまり友達にはなりたくないタイプでしょうか(笑)
でも憎めないところもあり、なんだか不思議な感じです。
しかしこれだけ鬼気迫る感じは、他の漫画でも私はあんまり読んだことがないですね。

内容的には無双系なるのかな?と思いますが、無双系によくある主人公がしれっと強い感じではなく、生命を燃やす感じで強いという感じです。
昴の演技に惹き付けられるのも納得です。

この作品の後に「MOON」という作品があり、実質「昴」の続編になるのですが、私は続編と言うよりは補完編だと思っています。
「昴」でモヤモヤしたままになってしまった部分を「MOON」できちんと完結させた、という感じでしょうか。
なので「MOON」までワンセットで読むことをオススメします。

あと個人的に、曽田さんの描かれる女の子がとても可愛いと思っています…!
最近だと「Change!」というラップ漫画でも女主人公を描かれていて、それも私は好きでした。
全6巻とお手頃なので気になった方はそちらも是非。

熱く激しい昴の生き様を、どうぞ体験してみて下さい!


読んでいただきありがとうございました!

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